LinuxでのSpecForgeのセットアップ
このガイドでは、スタンドアロン実行ファイルを使用してLinuxでSpecForgeをセットアップする方法を説明します。
1. 実行ファイルのダウンロード
SpecForgeリリースページからspecforge-x.y.z-Linux-X64.tar.bz2をダウンロードし、任意のディレクトリに解凍します。
2. 依存関係のインストール
SpecForge実行ファイルが動作するには、Z3がインストールされている必要があります。お手元のディストリビューションのパッケージマネージャーを使用してインストールしてください:
Ubuntu/Debian:
sudo apt install z3
Fedora/RHEL:
sudo dnf install z3
Arch Linux:
sudo pacman -S z3
3. ライセンスの設定
SpecForgeサーバーを起動するには、有効なライセンスファイルが必要です。ライセンスをお持ちでない場合は、SpecForgeチームにご連絡いただくか、トライアルライセンスのリクエストをお願い致します。
license.jsonファイルを次のいずれかの場所に配置します(最初に一致した場所が使用されます):
-
標準設定ディレクトリ(推奨):
~/.config/specforge/license.json
-
環境変数(任意のパスを用いる場合):
export SPECFORGE_LICENSE_FILE=/path/to/license.json -
カレントディレクトリ:
./license.json
標準設定ディレクトリが存在しない場合は作成します:
mkdir -p ~/.config/specforge
cp /path/to/your/license.json ~/.config/specforge/
4. LLMプロバイダーの設定(オプション)
自然言語による仕様生成やエラー説明などのLLMベースの機能を使用するには、サーバーを起動する前に環境変数によってLLMプロバイダーを設定します。
OpenAIの場合(推奨):
export LLM_PROVIDER=openai
export LLM_MODEL=gpt-5-nano-2025-08-07
export OPENAI_API_KEY=your-api-key-here
APIキーはplatform.openai.com/api-keysから取得できます。
他のプロバイダー(Gemini、Ollama)については、LLMプロバイダーの設定ガイドを参照してください。
5. サーバーの起動
SpecForge実行ファイルを解凍したディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します:
./specforge serve
サーバーはhttp://localhost:8080で起動します。http://localhost:8080/healthにアクセスして、バージョン情報が表示されることを確認できます。
注意: ライセンスが見つからないか無効な場合、サーバーはすぐに終了します。起動時に問題が発生した場合は、ライセンス設定を確認してください。
6. VSCode拡張機能のインストール
SpecForge VSCode拡張機能をVisual Studio Marketplaceからインストールするか、VSCode拡張機能セットアップガイドを参照してください。
次のステップ
- VSCode拡張機能 - VSCode拡張機能の機能について学ぶ
- Python SDK - プログラムによるアクセスのためにPython SDKをセットアップする
- SpecForge早わかり - SpecForgeの機能を体験する
- プロジェクト設定 -
lilo.tomlによる設定について学ぶ